2025年1月16日
トウマトータルビジネスの社長が考える「人」を中心にした組織づくり
はじめに
こんにちは、トウマトータルビジネスの當眞です。
私は常に、経営において最も重要なのは「人」であると考えています。社員が輝ける環境を整え、一人ひとりが自分の力を存分に発揮できる組織づくりこそが、事業の成功に直結すると信じています。本記事では、私が実践している「人」を中心にした組織づくりの考え方や、そのために取り組んでいる具体的な施策についてお話ししたいと思います。
社員は「家族」──昭和的な価値観を現代に活かす
私は、「社員は家族」という考えを組織文化の中心に据えています。この考え方は、私自身が長年経営を続けていく中でたどり着いたもので、社員との時間が家族以上に長くなることも多い現実を踏まえたものです。会社を第二の家族のような存在にしたいという思いから、社員が楽しく、安心して働ける環境づくりに力を入れています。
例えば、福利厚生を充実させるため毎年国内と海外への社員旅行を実施しています。
2023年は社員27名と社員の子供6名の計33名でアメリカのロサンゼルスを訪れ、大谷翔平選手の試合観戦やディズニーランドを楽しみました。とても費用がかかる大規模な旅行ですが、社員がリフレッシュし、コミュニケーションを深める機会になるなら惜しくないと考えています。また、懇親会も定期的に開催し、社員同士が絆を深められる機会を積極的に提供しています。
福利厚生への惜しみない投資
福利厚生への投資は、単に社員の満足度を高めるだけでなく、組織全体の結束力を強化する重要な要素です。例えば、年末には賞金を奮発したボウリング大会を開催しています。単なる順位争いではなく、ストライクを出したら即座に賞金がもらえるなど、様々な仕組みを考え、全員が楽しめる場を提供しています。
さらに、社員旅行やイベントでは、社員の多様な趣味や好みを尊重しながら、みんなが平等に楽しめる工夫を凝らしています。例えば、旅行先の食事や活動内容を選ぶ際には、全員が意見を出せる環境を整えています。これにより、単なる楽しさだけでなく、社員の帰属意識が向上し、結果的に仕事にも良い影響を与えると感じています。
組織の安定と成長を支える報酬制度
報酬制度についても、私たちは社員のモチベーションを高める仕組みを導入しています。必ず毎年昇給を実施し、能力に応じた評価を行っています。過去には入社翌年に月給が5万円上がったケースや、特別に頑張った社員へ寸志を支給するなど、利益の一部を社員全員に分配する仕組みも取り入れています。
こうした取り組みを通じて、社員が安心して働き、やりがいを感じられる環境を整えることで、長期的な定着率の向上を目指しています。
実際に、社員が長期間にわたって活躍してくれるケースが増えており、これが会社全体の安定につながっています。
部門を超えたスキルの習得と人材育成の課題
トウマトータルビジネスの業務は多岐にわたり、税務、労務、融資、保険といった各分野の専門家が連携してサービスを提供していますが、その強みを活かしつつ、さらなる発展を目指しています。特に、部門を超えて知識を融合させ、コンサルティングセールスに秀でた人材の育成を今後の重要なテーマと位置付けています。
たとえば、税務に詳しい社員が労務や融資についても十分な知識を持つことは難しいのが現実です。それぞれの専門分野に精通した社員を育成するだけでなく、横断的なスキルを持つ人材を増やすことが必要だと考えています。
また、後継者の育成も喫緊の課題です。私自身が築いてきた「社員を家族とする組織文化」を次の世代にしっかりと引き継ぎ、さらに発展させるためには、新たなリーダーの育成が欠かせません。
社員とともに描く未来
今後の展望として、私はさらに多様性を受け入れる組織づくりを目指しています。たとえば、司法書士や弁護士といった新しい専門職を積極的に迎え入れることで、トウマトータルビジネス全体の専門性と対応力を一層強化し、より多様なニーズに応える体制を構築していきたいと考えています。
また、これまでのように若手を採用して育てるだけでなく、経験豊富な即戦力を積極的に採用する方針も打ち出しています。これにより、組織全体のパフォーマンスを向上させるだけでなく、若手社員の模範となるリーダー的存在を増やしていく狙いです。
おわりに
「社員は家族」という信念のもと、トウマトータルビジネスでは「人」を中心にした組織づくりを推進しています。社員が安心して働き、成長し続けることが、最終的にお客様への最良のサービス提供につながると信じています。
この記事を読んで、私たちの理念に共感し、未来をともに築きたいと思われた方がいれば、ぜひ私たちにお声がけください。私たちは社員とともに成長し、次の時代を切り開くための挑戦を続けていきます。
トウマトータルビジネス代表
當眞 嗣成